ころん3

ゼイリブのころん3のレビュー・感想・評価

ゼイリブ(1988年製作の映画)
3.3
無計画で無謀な作戦で「次はどうなる?」と先が読めない良い映画

仕事を求めて町に流れ着いた男は、自由協会で開発されてた謎のサングラスを襲撃のあった翌日盗み、それをかけてみると目の前の世界が一転。
広告看板や雑誌の表紙、新聞社新の色彩や文字が消え、「(権力・命令に)従え」や「考えるな」「消費しろ」「結婚して、妊娠しろ」といった文字列が見え動揺するものの、テレビや人間の中に化け物みたいなヤツがいて困惑。奴らは地球を侵略するために人間に擬態したエイリアンだったのだ。
いろいろあって主人公が人間とエイリアンを見破れることが「エイリアンにのみ」判ると腕時計の発信器で通報されてしまい―って話で始まります。


エイリアンを殺し回るドタバタSF映画にホラー映画の意匠を取り入れた風刺作品でもあるアクション映画ですね。
当時1980年代の社会に蔓延した物質主義的思考に対する批判や、特権階級の者らがメディアを悪用し人々を洗脳し、社会を専制的に支配していることに対する批判や警告が織り込まれているんですよ!

エイリアンの造形が、昭和の特撮の怪人マスクみたいだった。
マスクを被っただけで、体は人間ってところも良かった!
でもセリフが殆どないんですよねぇ
作戦も行き当たりばったりでハラハラするんですけど、それが逆によかったりするのでオススメです!!!
ころん3

ころん3