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ゼイリブのkazu1961のレビュー・感想・評価

ゼイリブ(1988年製作の映画)
3.8
▪️JP Title :「ゼイリブ」
Original :「They Live」
▪️First Release Year : 1988
▪️JP Release Date : 1989/01/29
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record : 2020-661 再鑑賞
🕰Running Time : 96分
▪️Director : ジョン・カーペンター
▪️Writer : フランク・アーミテイジ(ジョン・カーペンター)
▪️MusicD : ジョン・カーペンター、アラン・ハワース
▪️Cast : ロディ・パイパー、キース・デヴィッド、メグ・フォスター、ジョージ{バック}フラワー、ピーター・ジェイソン、レイモンド・セント・ジャック
▪️My Review
懐かしのB級カルト作品の名作ですね!!
1970~80年代、SF&ホラー映画のファンにとってはたまらない鬼才カーペンター監督が、1988年に放った異色SFスリラーです。
そのサングラスを通して世界を見ると、社会に多数のエイリアンが混じっているのが見えて。。。カーペンター監督が格差社会到来を予測したような深いテーマとスリリングな展開なんですが、当時の人気プロレスラー、ロディ・パイパーに合わせた緩いアクションが愛嬌です。その一方で伝説的なプロレスアクションも健在、パイパーが裏通りでサングラスをかけようとしない友人と殴り合う役6分も費やしたシーンで、しかもプロレス技の応酬で、終わったかと思うとまた一勝負始まるのがとても印象的でした。
サングラスを通して見える世界も秀逸で、店の看板や雑誌の表紙にはすべて「服従せよ」、「消費せよ」、「自由な思考は持つな」といったサブリミナル・メッセージが書かれています。さらに最悪なのは、サングラスをすると、誰が丸い目をした気色の悪いエイリアンか分かってしまうことですね。この世界観がは一度観たら忘れられませんね。
本作、今観るとより鮮明ですが、SF映画、ホラー映画の形をとった風刺作品で、1980年代の社会に蔓延した物質主義的思考に対する批判や、特権階級の者らがメディアを悪用し人々を洗脳し社会を専制的に支配していることに対する批判や警告が織り込まれているんですね。深い!!
今尚強烈なファンを持つ本作、必見ですね!!

▪️Overview
「ハロウィン」「遊星からの物体X」の鬼才ジョン・カーペンターが1988年に手がけ、異星人による姿なき侵略を描いてカルト的人気を誇るSFサスペンススリラー。仕事を求めて町に流れ着いたネイダは、ホームレスのためのキャンプで寝泊りするようになったのち、教会でサングラスを発見。そのサングラスを通して見えたものは、人間になりすまし、町を支配していた奇怪な侵略者の姿と、至るところに隠され、人間を操っていた洗脳標識だった。恐るべき真実を知ったネイダは侵略者と戦うことになるが……。主演は80年代の全米人気プロレスラーのロディ・パイパー。日本では89年に劇場初公開。2018年9月、30周年を記念してHDリマスター版でリバイバル上映。(引用:映画. com)
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