吾輩は犬である

生きものの記録の吾輩は犬であるのレビュー・感想・評価

生きものの記録(1955年製作の映画)
4.6
三船敏郎凄い!
登場人物は多いが三船敏郎の挙動を食い入るように見る事になる映画
三船敏郎めっちゃくちゃ凄い。
若いのにご老人の役…どう見ても老いてる
演技力すごい…!
水爆が怖くて家族に言わずに財産全部水爆から逃げるための資金に注ぎ込
2号さんとか近親者も水爆から逃すためにシェルター?作ったりブラジル移住しようとして狂気の様を見せるご老人の話
誰にも伝わらないが近親者を守ろうとしてるのが滅茶苦茶辛い。
終始周りに迷惑かけるご老人なんだけど本人は本気で怯えてるし本気で自分の大切な人達を守ろうとしてる
従業員に責められるシーンでご老人が従業員を置いて近親者だけ助かる事願ったの悔いてるシーンがさらに辛い。
ご老人は狂ってはなかったのに理解の範疇超えてたとはいえ親族は汲もうともせず「安全な場所」への隔離めっちゃ怖い
医者の台詞が印象深い