CHEAPGUY

生きものの記録のCHEAPGUYのレビュー・感想・評価

生きものの記録(1955年製作の映画)
3.5
三船敏郎の鬼気迫る演技が凄い。老けメイクで老人役をしているが当時まだ35歳。黒澤映画だから三船が主役と決まっているわけではない。最初は志村喬を考えていたそうな。
黒澤明は核の恐怖に対して鈍感になっている人間というものの愚かさ・不思議さを、決して揶揄するでなくストレートに描いたとのこと。この愚かしさは現代の日本人にもそのまま当てはまる。現代日本人の場合は単なる想像力の欠如ではあるが。
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