るい

生きものの記録のるいのレビュー・感想・評価

生きものの記録(1955年製作の映画)
3.8
今年のレビュー今年のうちに!!
(見た後、感想書くのためがち)

ド直球問題提起作品。今こんな作品作れないかもね。でもテーマとしては見て見ぬ振りはできないし、父ちゃんがまともなのか、行き過ぎた考え方なのかって事も無視できん。

父ちゃん考えすぎだって!って私も言いたくなっちゃうけど、戦争経験してる世代はもとより、最近でも原発問題とか、隣の国での戦争だとか、本当に本当は身近だし、何があってからじゃもう遅いんよな。

ブラジルに移住すると聞かない中島喜一の悲痛とも言える叫び(三船敏郎さん)、しっかり向き合ってくれる歯科医の原田先生(志村喬さん)、最後の精神科医のぼそっという一言、色々と考えちゃうね。

あと、皆のレビュー見てそうかと思ったんですが、三船さん若い時に父親役やってるんですね。何の違和感もなくて普通に見てた。これ後半の作品じゃなくて、七人の侍と蜘蛛の巣城の間なんですね。役者ってほんとすごいわ。
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