光光太郎

世界大戦争の光光太郎のレビュー・感想・評価

世界大戦争(1961年製作の映画)
4.5
ご時世ドンピシャ過ぎて辛い。ラストを分かった上で(予想はつくが)観るとなおよし。

市民生活を営む人達が強制的に、突発的に起こった戦争に巻き込まれる悲惨さを「戦争を生き抜いた人々」が演じる凄みを全編で感じる。白眉なのは焼き芋屋のおっちゃんがラジオで開戦を聞くシーン。ちょっと今までにない泣きかたをしてしまった。戦争から生き残り、平和への祈りを込めて小さな小さな努力を重ねてきたのに、無駄だったのか……震えるように泣いた。
光光太郎

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