これは、とても面白かった。何の情報も無しに観たものだから、先が読めない展開で、映画として、とても楽しめた。面白いとか、楽しめたと言ったけど、笑える話では、決してなくて、とても切なかった。リチャード・ギアだから、単なるラブロマンスかと勝手に思い込んでいたのだけれど、全然違って、深い内容だった。
特に、途中の法廷シーンが、面白い。法廷物にハズレ無しと、かねがね思ってるけど、今作も、なかなかの良作だ。
ラストに辛いシーンもあるのだけれど、家族愛を感じて、うるうるした。私だったら、あの場面に立ち会うことなど、とてもできないけど。
今作は、フランスで有名な詐欺事件を起こした実在のマルタン・ゲールという詐欺師を主役に作ったフランス映画「マルタン・ゲールの帰還」を、南北戦争からの帰還兵という内容に変えて作られたリメイク。
ジョディ・フォスターが、鼻筋ピーンとして、とても美しかった。
