けーな

ヒッチコックのけーなのレビュー・感想・評価

ヒッチコック(2012年製作の映画)
3.4
「サイコ」の製作裏を中心に、ヒッチコックを描き出したノンフィクション。

キャストが誰だか知らずに観始めたところ、最初、ヒッチコックの声が、アンソニー・ホプキンスの声に似ているので、あれっと思って、しばらく観ていたら、やっぱりアンソニー・ホプキンスが演じていると分かり、ヒッチコックに、すごく似せてきていて、その演技力の巧みさにとても驚いた。太った体つきもだけど、何より、口元の動かし方がヒッチコックだった。

妻のアルマ役にヘレン・ミレン。ヒッチコックの妻について、何も知らなかったので、こんな人で、こんなことがあったんだと、ちょっと驚きながら観た。

そして、何より「サイコ」と言えば、シャワーのシーンが有名だけれど、そのシーンをこんな風に撮影したんだってことにも驚いた。そして、その女優ジャネット・リーをスカーレット・ヨハンソンが、これまた巧みに演じていて、見事だったと思う。

私が、今作の配役の中で1番気に入ったのは、ヒッチコックの秘書役を演じていたトニ・コレット。こういう役が似合うな。

「サイコ」を再び観たくなった。
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