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時をかける少女のhokaのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2010年製作の映画)
2.8
大林宣彦監督作品で記憶に残るのは、尾道三部作の第一作目『転校生』だ。
美男美女では無い(失礼)素朴な二人のやり取りとノスタルジックな、画が好きでした。

今作は、薬師丸ひろ子さんに続く角川が手掛ける原田知世さんの集客力あるアイドル育成映画の続編だ。

当時の角川のビジネスモデルが現在でも通用するとは思えないが、ノスタルジックな原作x清廉無垢に見える少女x多角的なメディア戦略は成功方程式だった。

昨今の若年女優は賢く逞しくなり過ぎて、打算が透けて見えて大人に踊らされている感が薄い。
決してそれは悪いことでは無いが、保護欲は、やはりかき立てられにくくなる。

この映画で一番思ったのは、中尾明慶さん、昭和ファッションが似合うねぇ、だ。
安田成美さんが悪いわけじゃ無いが、このプロットなら母親役は、原田知世さんで良かったんじゃない?
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