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昼下がり、ローマの恋のochoのネタバレレビュー・内容・結末

昼下がり、ローマの恋(2011年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

モニカべルッチ目当てで見始めたのに、全然出てこないし、ロバートデニーロも出る気配がない…そしてローマの恋とかいいつつ、ずっとトスカーナなんですけど?って思って、ここで調べてようやく分かったのがオムニバス映画ということ!
若者、中年、熟年の三部作らしい。
日本人からすると、若者、熟年、老年って感じでしたが…
一応それぞれの出演者が同じアパート(最後に出てくる舞台)に住んでいるという設定で繋がっています。

【若者の恋】
結婚間近なのに出張先で、美女ミコルと楽しんでる
いけすかない男の物語から始まります。仕事論みたいなのはしっかりしてて、イタリア人ってこんなだっけ?と思いましたが、途中からちゃんと美女に振り回され始めたので安心のイタリア映画。
障害者が出てくるのはなんだか珍しいですが、街全体奇妙な人が多いので、どうなることやら。

美女とボンネットの上で明るくセックス。仕事全然してない!!
その次の日の朝には婚約者から
今日は息も出来ないくらい寂しいと。そんな誠実さにどうやって向かうんだろこの男。

と思っていたら、なんと美女は既婚!!
そのお家に紛れ込んだもんだから、途中からドタバタ劇で大変良い。

結局隠し通すことでなんとかした彼。バレてそうですけどね、実は…
立ち退き要求をしに行ったはずでしたが、最後はいい話で終わりました。

【中年の恋】
まず、中年ではない。でもfilmarksでかかれてたようにこれが1番爆笑!!

著名な司会者であるファビオは、あるパーティで出会った精神科医のエリアナという女から迫られる!

妻を裏切った事はない。たまに良からぬ想像はするがと
ドギマギするのかわいいww

女から、"いつからかつらなの?"と聞かれ、そんな事ないって言ったら
こうしてやるわ!ってベリ!って捲られたの面白すぎる

トイレに追い詰められて、迫られてるときに、頭で後ろのボタン押してて、"流しちゃった、ごめん"とか面白すぎる😂
そして、コンセプチュアルなイチャイチャを求める女医のペースに飲み込まれ、エスカレート。彼自身はそんなに乗り気じゃないのにどんどん止められなくなって、
カーセックスしてて、車が動き出して、パトカーに衝突するという事件。

しかし、その警察署で真実をしる…
なんと彼女は精神を病んでいて、ストーカーで二回捕まっていると。名前はガイア・アルペアで名乗っていたエリアナ・ラメは、彼女の精神科医の名前とのこと。衝撃的な展開は終わらないのですが、彼女がしでかす色々には驚かされます。ストーカーも色んな形があるんですね。追い詰め方が多様ですごいです

2番目が1番面白いのはたしかでした。

【熟年の恋】
最初の話の彼女のサラが出てきました。舞台のアパートが実家のようです。
二話目のレンズーロは特派員でアフリカに飛ばされ、そこで武装勢力に捕まって殴られています。どこまでもかわいそう。

そしてこの話では、アメリカからやってきた教授が友人の娘、モニカ・べルッチ演じる、ビオラに恋してしまうというもの。美しすぎるんですよね、モニカが。若いというよりも、妙齢のエロさをたたえていて、ムチムチな感じがいやらしすぎるんです。

そんなビオラにいいとこ見せようと、ランニング風をやり出したり、思いつきも走り方おかしな教授…

ビオラは父親に長年嘘ついてたことで勘当され行き場を失い、教授の家に転がり込みます。

そこから始まってしまった老いらくの恋。
最後はハッピーエンドでしたが、モニカお得意の不幸なド美人役でした…
このお方泣いてる時の横顔の美しさ異常なんですよね…泣いてても不機嫌でも美しい、女神なのよね…
ストーリーはまぁまぁまぁといったところでしたす
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