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007/ムーンレイカーのどーもキューブのレビュー・感想・評価

007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)
3.8
ロジャーボンドインスペース



1979年、イアンフレミング原作。ルイスギルバート監督。


イギリスが誇るスパイ小説「ゼロゼロセブン」シリーズこと

「ダブルオーセブン」シリーズ。

今なお続編が製作される大人気アクション映画。

主役演ずる、ポンド。ジェームズポンドは、かわりにかわってはや六人目!

その二代目ポンド、ロジャームーア作品。

ロジャーの中では、異色作品いやシリーズ内でもかなりの異彩を放った作品とも言われております。何せ舞台は、宇宙。スペースですから。

テレビ放映で見た時は、わりに面白く、はしゃいで見ていた思い出が、結構好きな作品のイメージ。


記憶失念していた為に再見。MGMDVD「特別編」で鑑賞となりました(リマスター無し、画質多少悪いですが、素晴らしいメイキングがついているんで、こちら好きなんです。)



やっぱり面白かったなぁ。私から見ると

「ムーンレイカー」よりも

ロジャームーアが女の園に潜入する「オクトパシー」



四代目ピアーズボンドの対北朝鮮戦の「ダイアナザーデイ」の方が、よっぽど珍作に見えます。

まだ本作は、イアンフレミングの正当な作品の映画化ですし、ムーンにいくまで、スぺースシーンまでの前フリがしっかり行われていて感心しました。

勿論ロジャーボンドに欠かせない敵役 ジョーズの再登場やセットデザインのケンアダムスの素晴らしい宇宙ステーション、模型造形や特殊美術の素晴らしさがマックスだと痛感。

まあ素晴らしいこと、このスペース造形一連必見です。

メイキングで言ってたんですが、

やはりキューブリックの「2001年宇宙の旅」や完全に意識的な「音、音色」が劇中流れます。

スピルバーグの「未知との遭遇」の影響がありました。

やはりSFの流れ、


007シリーズの一つの大きな転換期作品だったんかもしれませんね。

アクション一辺倒だったんで、ここでお金かけたSF要素も取り入れてみたいな感じあったようです。

現に大ヒットしたようです。

ジョーズのキャラクターが、完全に本作では、コメディキャラになっていて、どうやら
ファンから投書でジョーズを

「殺さないで、生かして欲しい」

というキャラ変更を余儀なくされたようです。

後半からジョーズの歯に恐れから可愛げに変わってくるから、完全ギャグに見えてきます(笑)

敵役のお髭のボスもふてぶてしくまた、壮大な悪事を働く事も鍵となっています。

ボンドガールもちょっと普通な感じもしないでもありませんが、メイキング見たら、

監督ルイスギルバートの飛行機座席の隣り合わせた方をスカウトしたようです。すごい行き当たりばったりです。



さて
ロジャーボンドインスペース

ムーンレイカー


ぜひご覧ください!
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