パン

アウトローのパンのレビュー・感想・評価

アウトロー(1976年製作の映画)
4.3
「もうダメだと思った時こそ死に物狂いで戦うんだ」
正統派かつダイナミックなストーリーの骨太西部劇映画。
主演、監督は若い頃のイーストウッド! 

南北戦争真っ最中にならず者集団に妻子を殺された農夫の男が復讐を誓う… 
降参してる南軍兵士たちがハチの巣にされてて可哀想だった。
だから捕虜になるのは怖いんだよな。

イーストウッドが割とランボーみたいに無双する感じの作品。 
農夫にしては強すぎるんだよな。 
あの「銃を渡せ!」って言われて渡すふりして射殺するシーンの緊張感凄い。

イーストウッド初心者はグラントリノをいきなり観る前にこういう映画を1本くらいは観たほうが良い。 
マカロニウエスタンは苦手な自分でもイーストウッド自身が監督した西部劇映画である本作は凄く好みだ。許されざる者とかも良かったし。 
やっぱイーストウッドは西部劇の魅力が良くわかってるなあと感心する。 

賞金首に「消えろよ」って忠告されて本当に立ち去る賞金稼ぎの人が個人的にツボ。
で、そのあと戻ってきて撃たれちゃうし残念すぎる役w 

やっぱ西部開拓時代って治安悪すぎる。
この時代のアメリカに生まれてたら普通に雑貨屋の店員とかやるのですら怖くて仕方ないと思う。
終盤の皆で協力して家に籠城して戦う展開熱い。
まるで荒野の七人みたい。
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