ヤマダタケシ

脱獄広島殺人囚のヤマダタケシのネタバレレビュー・内容・結末

脱獄広島殺人囚(1974年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2023年2月 U-NEXTで
・全体的にコメディテイストがある。松形弘樹自体は怖いのだが、ちょこちょこ入るモノローグが親しみやすさを与えている。捕まる瞬間、死ぬ瞬間が特にギャグテイスト。腰が挟まって抜けないくだりや、甲冑を着て誤魔化すところ。西村晃が米軍に轢かれて死ぬところはあまりにマヌケでありながら残酷さがある。
・何回も脱獄し続ける姿から次第により大きな自由への渇望が見えて来るが、あまり御大層な感じになってないのがいいし、それはラストシーンが逃げる途中でシケモクを拾って足を止めるというしょーもないアクションだったからかもしれない。