事情があって、1人でシアトルの大きな屋敷に住むことになった老大学教授。ところが、誰もいないのにドアが開いたり、窓ガラスが割れたり、夜中に異音がしたり、不思議なことばかり起こるので、屋敷の過去の住人について調べてみると…
派手さはないが、ストーリーラインが明快で分かりやすく、謎解き要素もあって面白かった。主人公がベテランの大学教授で、基本、物静かで冷静なのも良かった。
犯人が裁かれることなく終わってしまう事件はたぶん世の中にたくさんあるんだろうし、それが70年も前のこととなれば、よけい、今更持ち出してどうなる?死んだ人より生きてる人間のほうが大事!ってなりがちだけど、それじゃやっぱり被害者は浮かばれない。
～ネタバレ～
この映画の中で、殺された男の子と、子どもの頃すり替わっていたお偉いさんが、報いを受けるのは、少し気の毒な気がした。でもこれは死んだ男の子の無念を晴らすお話だから、それでいいんだなとも思った。
