計算ドリル

アトランティスのこころの計算ドリルのレビュー・感想・評価

アトランティスのこころ(2001年製作の映画)
3.6
2人の登場人物について考えさせられた。
○ボビーの母
可哀想なことをされているが、そこを差し引いても同情の余地はないと個人的には感じるくらい嫌な人だった。ラスト、車内でリップの様子を確認するシーンでまだ母ではなく、”女”であり続けていることがわかる。息子に許しを乞うてたけど反省してなさそう。徹底的に悪者として描かれている。

○ボビーをゲイと罵った年上の子
他人をゲイと罵ることで自分を隠すところや、ボビーではなくキャロルを攻撃することで自分の中の女である部分に抵抗しているのではとも取れる行動、かなり深く描かれているなと思った。