正善院市法秀

俺の血が騒ぐの正善院市法秀のレビュー・感想・評価

俺の血が騒ぐ(1961年製作の映画)
3.9
船長だった父が何者かによって射殺された。
その犯人とは!(割と早い段階で検討が付いてしまいます(笑))
父の敵討ちに全てを捧げた弟思いの船乗りの話。
まさに当時のザ・日活といった作風です。
一歩も引かないキザな台詞が飛び交うヒューマンサスペンス。
とんでもない演出があります。
おそらく唯一無二(笑)
主人公(赤木圭一郎)が喧嘩で知り合った男と意気投合し、バーのカウンターで飲んでいたところ突然その男が、
「よぉ~し!お前と一航海しようじゃないか」
えっ?????
思わず吹きました(笑)
例えば「嵐を呼ぶ男」のドラム合戦の演出は、唐突とはいえ一応脈絡があります。
流石に、これは全く予想だにしない展開でした。
正善院市法秀

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