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ホノカアボーイのsingerのレビュー・感想・評価

ホノカアボーイ(2008年製作の映画)
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お気に入りの小品。
なんか観ていて、登場人物たちの暮らしの中に、一緒に入りたいなぁという、
そんな作品を覆う街や空気や、取り巻く雰囲気が、とても気持ち良く感じられて、大好きな作品ですね。
取り立てて凄い出来事や、起承転結のメリハリがあるわけじゃないし、
個性的なキャラクターや、ハッとするような映像美があるほけじゃない。

でも、それでもいい映画っていう、自分の中で、とても居心地が良い感じがずっと残ってて、それが今観返しても変わらなかったというのが、今回の発見でもありましたね。
もう、10年以上前なんだなぁと、少し懐かしく。

後、音楽もとても良いので、サントラを買って、リラックスしたい時なんかに、よく聴いてたなぁと思い出しました。

以下は、2009年3月にブログに投稿したレビューです。
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予告編と、公式サイトを事前にチェックしてて、
凄く雰囲気がいい感じの映画だなぁと思っていたので、「ホノカアボーイ」を観に行ってました。

とても心地よい爽やかさが残る、良作でしたね。

まず、やっぱりハワイの風景がとても良かったです。
作品中、雨のシーンが無く、ほぼ全編を通して、快晴のシーンばかりなので、
見ていて凄く気持ち良い気分でした。
頬を撫でる潮風とか、そういうものを映像から感じられたし、
何か野外にパーッと出掛けたくなりましたね。

後は料理がどれも凄く美味しそうで、思わず食べたい気持ちにさせられましたね。
ちょっと自分でも久々に新しいレシピに挑戦しようかと思わされたり。
特にロールキャベツが凄く美味しそうでした。

そして、音楽もとても良かった。
ゆるやかで、優しい弦の響きが、映像ともよく似合っていたし、
サントラを買って、ドライブしながら聴くと良いんじゃないかなぁと思いました。

ストーリーは、起伏が少なくてゆったりとした感じでしたが、ラストはとても良かったですね。
「感動!」というのとは違うけど、温かい気持ちにさせてくれる良いエンディングでした。

キャスト陣では、主演の岡田将生ですね。
今年はブレイクしそうな予感。
「天然コケッコー」では夏帆に押されてた感じですが、
今作では、演技というよりも、凄く自然な佇まいが凄く印象的でした。
「ハルフウェイ」、「重力ピエロ」と、興味のある作品に立て続けに出演しているし、
個人的には気になる若手俳優の一人ですね。

風景、料理、音楽。
そして、優しいストーリー。
結構、女の子には受けが良さそうな作品なので、カップルで観るのも良いんじゃないかと思います。
観た後に、外に出掛けたくなるし、美味しいものが食べたくなるし、爽やかな感動もある。
そんな作品でしたね。
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