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シャフトのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

シャフト(2000年製作の映画)
4.0
NY。刑事シャフト(サミュエル・L・ジャクソン)は、白人客の多いバーで黒人学生が殺された事件を追っていた。
一旦、容疑者ウォルター(クリスチャン・ベイル)を逮捕するものの、彼は不動産王である父の金の力で保釈が認められてしまう。
それから2年後。シャフトは麻薬課のカーメン(ヴァネッサ・ウィリアムズ)と組んで、麻薬の秘密精製工場に突入しようとしていた。
しかし失敗。それを見下していた麻薬の元締めのピープルス(ジェフリー・ライト)を、シャフトは強引に逮捕した。
また折よくその夜、海外に逃亡していたウォルターが極秘帰国する情報が入り、再び逮捕。
だがまたもや父の金の力で保釈。法ではなく金で動く司法制度に絶望したシャフトは、警察という組織にとらわれず、自身での事件解決を決意。
カーメンや親友のラサーン(バスタ・ライムス)らの協力を得て調査を始めるが、ウォルター、そしてピープルスがシャフトの命を狙い始め、事態は混迷。
しかし危険に身をさらしながらも、シャフトは己の志を貫いていくのだった。
70年代にブラックエクスプロイテーション映画の中でも大ヒットした「黒いジャガー」シリーズのリメイク版。
法と警察組織の限界と法の網の目をすり抜け罪を逃れようとする外道に対する怒りを内に秘め、あくまでもクールに悪を追い詰め退治するジョン・シャフトAKAサミュエル・L・ジャクソンのクールでタフな魅力を、ただ楽しむのみの映画。
麻薬組織のボスと殺人犯のウォルターを上手く操り対立させたり、警察時代の仲間と協力しながら証拠を集め殺人事件の目撃者を説得し再審させた手管が痛快。多彩なガンアクションやカーチェイスも、エキサイティング。ただオチは、ほろ苦い。
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