いす

コーヒー&シガレッツのいすのレビュー・感想・評価

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)
3.3
何年か前のキングオブコントのオープニング映像が、この映画のオマージュって知って、
前から見たいなあ、と思ってた。

シンプルに『タイプの違う大人2人が、コーヒーとタバコ嗜みながら席を一緒にしたら、その場の会話はどうなっていくか』。
短編集の映画は今までいくつか見てきたけど、
意外にここまでしっかり決まったフォーマット縛りって、あんま見てこなかったな、と思えて個人的には新鮮だった。

全然奇抜な設定じゃないのに、この縛りがものすごく有効に話を広げてくれる。見てて気持ちいい。
それこそドラマっていうより、コントを見てる感覚に近い。『ミニマムに限定するからこそ話が広がる』ってこういうことかも。

個人的には、作品自体にそこまで大きな衝撃はなかったんだけど、
なぜだか、「この監督の次の作品が見たい」と思えてくる。
(全然タイプ違うけどタランティーノ的な中毒性がある。『話はなんでもいいから、演出目当てでどんどん見ていきたい監督』って印象。)

やっぱり、間の取り方とか、言葉や音楽のチョイスが魅力的なのかもしれない。
次も何かしら選んで見てみるつもり。
いす

いす