LuckyMOTOMIYA

ニュームーン トワイライト・サーガのLuckyMOTOMIYAのレビュー・感想・評価

3.0
2009年、クリス・ワイツ監督、メリッサ・ローゼンバーグ脚本によるファンタジー・ロマンス。

原作はアメリカ合衆国の作家ステファニー・メイヤーさんの『トワイライト』シリーズの"New Moon"。

映画作品としては、2008年『トワイライト〜初恋〜』の続編。

雨と霧の町、ワシントン州フォークスに転居してきた女子高生ベラ・スワン、前作でヴァンパイアの青年エドワードと恋に落ちたものの、18歳の誕生日に起こった出来事をきっかけに彼女のもとを去るエドワード。傷心のベラさんは幼馴染みのジェイコブ君と親しくなるが、実は彼も…云々、といったお話。

設定はますます『アンダーワールド』(Underworld)に近付いてきたものの、本作はあくまでも「人間」ベラさんの物語、しかもお年頃の女子高生ですので、主題は揺れ動く恋心みたいな感じでございます。

2時間超の作品ですが、それなりにいろいろな出来事がございます。登場人物の心境の変化に付いていけないところもありましたが、それはワタクシの心に瑞々しさが足りないからでしょう。

ジェイコブ役のテイラー・ロートナーさんはもともと空手家ですので筋骨隆々、物凄い肉体でございます。他方、エドワードの瘦せこけたお体はヴァンパイアのイメージに近く好感が持てました。

監督はキャサリン・ハードウィックさんからクリス・ワイツさんにバトンタッチ。それでもなお、どのような効果が得られるのか不可解な謎の演出が時折。前作の超高速移動ほどではないにせよ、一体どなたのご趣味なのか心底、知りたくなりました。
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