1966年のアダム・ウェストが主役のバットマンオリジナルムービーから、マイケル・キートン、ヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニーと、よくも悪くも“活劇“止まりだったバットマンを、よりブルース・ウェインという一人の男に焦点を当てて三部作で描く、という感じの一作目。
CGが発達したからなのか、今まで当たり前のように初めから使っていたモビールやスーツを作る様子を描いており、スパイダーマンやアイアンマンに通じるテク魅せの一面が新たに加わっている。
今までのバットマンに比べて精神面の弱さや暗さを描写しているのが特徴的。
ただストーリーは若干物足りなく感じたかなー。キリアン・マーフィの役どころの必要性があんまり分からなかった。監督はとにかくキリアン・マーフィーを出したかったのだろうか…?
あと、途中でブルースがパーティに参加した人を侮辱してわざと立ち去らせたのも、両親の名誉をそこまで潰して無理強いする必要あったのかな感。