それはジョークの一類型といったものか、「アメリカ人のほら話」というのがある。「ジョーク」という言葉に感じる寸鉄の気に比べれば、こちらは小咄の量感と物語性がある。焚火を囲んだ野営の男たち、あるいは見…
>>続きを読む老人の回顧による【昔語り】を、日本人は真面目に史実と捉えることが多いのだが、海外では、概ね【トール・テール(ほら話)】と受け取られるようだ。特に“西部開拓時代”が舞台となると、虚実入り乱れることにな…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
1967年の『卒業』を皮切りに、『真夜中のカーボーイ』『ジョンとメリー』と話題作を放ち、本作『小さな巨人』の後にも、『わらの犬』『パピヨン』『レニー・ブルース』『大統領の陰謀』と70年代を席巻した異…
>>続きを読む現在121 才の老人ジャック(D.ホフマン)が100年以上前の南北戦争時代にジャイアン族と白人社会を“リトルビッグマン”と呼ばれ行き来していた時代を回想する。両親を殺したジャイアン族に連れ去られて育…
>>続きを読むアーサー・ペン監督作。
【ストーリー】
幼い頃家族を殺されたジャック・クラブ(ダスティン・ホフマン)は、先住民のシャイアン族に育てられる。やがて成長したジャックは白人に捕らえられ、牧師の家に預けら…
このレビューはネタバレを含みます
インディアン・スプラッター・ウェスタンである『ソルジャーブルー』の“見世物性”を前に、1970年、若干影が薄くなった本作。
アメリカ人を捨て、殲滅されようとする弱き先住民族にシンパシーを感じる、そし…
むかしTV放送で。ダスティンホフマンには珍しい西部劇。共演にフェイダナウェイ。ディックスミスによる特殊メイクに注目。監督は「俺たちに明日はない」のアーサーペン。この頃「馬と呼ばれた男」や「ソルジャー…
>>続きを読む