ゴン吉

007/トゥモロー・ネバー・ダイのゴン吉のレビュー・感想・評価

4.2
イギリス諜報部員で殺し屋でもあるジェームズボンドの活躍を描いた007シリーズの18作目。
主演は5代目ボンド役のピアース・ブロスナン。
ミシェル・ヨーがボンドガールを演じ、ジョナサン・プライス、ゲッツ・オットー、テリー・ハッチャー、ジュディ・デンチらが共演。

オープニングでは、ロシア国境付近でのテロリストの兵器取引所に潜入し、核魚雷搭載戦闘機を奪取して空中戦を繰り広げる。
その後、南シナ海を航行中のイギリス海軍フリゲート艦デヴォンシャーが中国領海を侵犯してしまい何者かに撃沈され、一方で警戒発進していた中国のミグ戦闘機も撃墜される。
英中間の軍事衝突危機が高まる中、メディア王カーヴァー(ジョナサン・プライス)が怪しいと睨んだイギリス諜報部MI6は、殺し屋の007ことジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)を潜入捜査させる。
ボンドは、カ-ヴァーのメディアセンターで開催されたレセプションで中国人記者のウェイ・リン(ミシェル・ヨー)と出会う。
彼女の正体は中国外務局公安部員であった。
二人はそれぞれカーヴァーを調べるが、タイムリミットは48時間....

ボンドがハンブルク、ベトナムのサイゴン、ハロン湾で大暴れ。
ウェイ・リンとの相乗りバイクアクションや敵のステルス艦内での派手な銃撃戦に加え、輸送機からの空中ダイブなど見どころいっぱい。
一方、プレイボーイで有名なボンドは、ボンドガールのウェイ・リンからは「堕落した西側の女たらしのエージェント」と揶揄され、MI6の女性事務員からは任務遂行には「得意の腰も使ってね」とバカにされる始末。実際、カーヴァーの妻(テリー・ハッチャー)に対しても過去に関係を持ったことがあるほど手が早い。それがバレてカーヴァーの妻は殺されてしまい気の毒。
ボンドガールは香港のアクション女優ミシェル・ヨーが演じる新華社通信の記者を装った中国外務局公安部員のウェイ・リンで、彼女の本格カンフーアクションを満喫できる。
好敵手はゲッツ・オットー演じるカーヴァーの用心棒をしている金髪ドイツ人・スタンパー。
ボンドカーはBMW750で、防弾仕様、追跡システムやマシンガン、ロケット弾、後方撒菱、前方カッターを搭載し、高圧電流や煙幕噴出による盗難防止機能、携帯電話によるリモート運転機能、自動パンク修理機能に加えてボンドが好きな女性音声ガイド付きで、迫力あるカーアクションを繰り広げる。
ボンドの秘密アイテムは指紋スキャナ機能と2万ボルトのセキュリティーシステム付の携帯電話。 
中国側もMI6顔向けの秘密基地やスパイアイテムが登場します。
ミシェル・ヨーとの息の合ったコンビアクションも相まって、シリーズ最大のアクションを楽しめる。
「もう少し隠れていよう💓」  

2024.3 BS日テレで鑑賞(吹替)
2020.10 BS-TBSで鑑賞(吹替)
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