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RED/レッドのbutasuのネタバレレビュー・内容・結末

RED/レッド(2010年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。サクッと楽しめるザ・娯楽映画。引退した元CIAたちが現CIAに命を狙われるストーリー。話として目新しいことは特にないのだが、とにかく全編ユーモアに満ち溢れており、観ていてずっと楽しい。ちっとも飽きることはなく、いつまでもこの面々を眺めていたい気分にさせられる。とにかくクレイジーなジョン・マルコヴィッチが最高。

だからこそモーガン・フリーマンがあっさりと中盤で退場してしまったのは寂しかったなぁ。というかモーガン、2番手に名前が登場する割にはあまりに出番が少なすぎやしないか。序盤に「実は生きてた」パターンを見せられていたし、死に様もみんなの反応もあまりにあっさりだったから、てっきりまた同じパターンかと思って最後までモーガンの再登場を待ってしまったので、とうとう出てこなくて本当にがっかりした。

主人公の恋人は登場時には「はいはい足手まといでやかましい女を連れて逃げるよくあるパターンね」と思ったが、次の瞬間にはもう主人公によって口に粘着テープを貼られていたのでゲラゲラ笑った。始めから終わりまで圧倒的にテンポが良く、ストーリーは本当にめちゃくちゃザルなのだがそれを気にする暇もなく、キャラクターの魅力も相まって夢中になって観てしまう、そんな勢いのある作品。
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