このレビューはネタバレを含みます
タイトルに釣られました。
正直期待したソレは全然です。でもいいんです。
永作博美好きなので、惚れてしまった主人公のみるめくんに共感しまくりです。
蒼井優も好きなので、胸が締め付けられます。
なんというか銀河鉄道999的な話だったのかなと。気になる→好きになる→接触→交→別れと、女性との関係を遊ぶような感覚で経験していく中で、遊びが恋愛に変わっていくところというのが描かれたのかなと。結局彼女の思いみたいなのは、主人公と同様にわからない、遊びのように楽しんだ関係が、終わってしまう。
この作品を見て思ったのは、ともすれば男女の関係、始まりのきっかけがどんなところから、とか、告白をしてとかまずデートからとか頭でっかちになってしまい何からどうしたらいいのかと男女関係未経験の場合なってしまいそうだけれど、振り切ってこういうこともありなのかと思ったり。いや、コレはあくまで映画で、かつ女優で、設定が大学の美術教員という目茶苦茶ピンポイントな設定だから成り立つパターンなのだろうか。
状況としてはいろいろまずいだろうなところもゲームする感覚、遊ぶ感覚で、できるのだろうか。とはいえこれが男女逆になっていたら、また違う感覚、結婚しているのに学生と遊ぶって見ていたら腹が立つと思う。いや羨ましくなるのか？
というかそのバージョンでも面白そうかも。
どうでしょう、人のセックスを笑うな2とかやらんかな。ラストのメッセージが主人公に共感して、虚脱感、虚無感、亡失感を感じてしまったこの作品を見ている側に対して、ガツンとメッセージが。なんじゃこりゃと思いつつ、それはまるで映画版銀河鉄道999のゴダイゴの歌の歌詞の様に、励ます感は伝わってきた。
