スタローン低迷期にちょっと輝いた作品。今でこそ映画人として認知されているスタローンですが90年代の作品は酷いもんでした。ラジー賞とかで散々いじられていたのもリアルタイムなら解る気がします。正統派がシュワでスタローンはネタキャラの扱いでしたもんね。
そんでクリフハンガー。やってることはいつのもアレなんです。脱がしたがる敵と何故か脱ぎたがるスタローン。そんで殴り合いみたいな。しかしなぜ本作は一味違うのか。単純に金のかかり方だと思います。ガチンコの山撮影でとにかく画面に迫力があります。これぞ大作、といった雰囲気。ロケーションが良すぎてスタジオ撮りのシーンが丸分かりですがそれはそれ。テーマ曲も素晴らしく、雄大な雪山の景色にこれほどマッチする曲も他にないかと。
金かけりゃいいってものじゃないのは解ってますが金かけるたが故に良くなるってコトもあると当然のことを再認識いたしました。
