ひでG

天国からのエールのひでGのレビュー・感想・評価

天国からのエール(2011年製作の映画)
3.0
実話ベース、タイトルでかなりの部分、
想像がつく。

沖縄の小さなお弁当屋さんのオヤジ、
阿部寛が地元の高校生バンドのために、
スタジオを無償で作り、その後もサポートし続ける。

だが、彼には、、、

典型的なお話、想定通りに進んでいく。

実話を元にしているお話なので、
モデルになった方の、人間的な広さや大きさは、とても立派だと思います。

地元を、若者を愛し、支えていく姿は、
尊く、映画化されるだけあるんたろう。

ただ、映画は映画。
予定調和を脱することができない普通のレベル

まず、いいところ。

阿部寛そのもの。
いくらかつての自分の思いと重なるとはいえ、無償で見ず知らずの若者の為に、スタジオなんて作らないでしょ。

そんな人物にリアリティを与える力が
阿部寛と言う役者にはある。

なんとも大きくて、人間臭い人物を相変わらずの好演!

ダメなところ。

音楽が大事な要素なのに、音楽が全くダメ

高校生の夢、それが阿部寛の支えでビックになっていくって過程も、
肝心のクライマックスの演奏やライブも
全く乗せてくれない。盛り上がらない

最初に演奏した時のダメな素人感とちっとも変わっていない。

例えば、若者が音楽で夢を追っていく
「シングストリート」なととは、雲泥の差

そこが描けないと、感動を呼ばないよ
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