実話ベース、タイトルでかなりの部分、
想像がつく。
沖縄の小さなお弁当屋さんのオヤジ、
阿部寛が地元の高校生バンドのために、
スタジオを無償で作り、その後もサポートし続ける。
だが、彼には、、、
典型的なお話、想定通りに進んでいく。
実話を元にしているお話なので、
モデルになった方の、人間的な広さや大きさは、とても立派だと思います。
地元を、若者を愛し、支えていく姿は、
尊く、映画化されるだけあるんたろう。
ただ、映画は映画。
予定調和を脱することができない普通のレベル
まず、いいところ。
阿部寛そのもの。
いくらかつての自分の思いと重なるとはいえ、無償で見ず知らずの若者の為に、スタジオなんて作らないでしょ。
そんな人物にリアリティを与える力が
阿部寛と言う役者にはある。
なんとも大きくて、人間臭い人物を相変わらずの好演!
ダメなところ。
音楽が大事な要素なのに、音楽が全くダメ
高校生の夢、それが阿部寛の支えでビックになっていくって過程も、
肝心のクライマックスの演奏やライブも
全く乗せてくれない。盛り上がらない
最初に演奏した時のダメな素人感とちっとも変わっていない。
例えば、若者が音楽で夢を追っていく
「シングストリート」なととは、雲泥の差
そこが描けないと、感動を呼ばないよ