真っ黒こげ太郎

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

4.8
お帰り、真っ黒こげ太郎くん。
情報によると、最新作「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」の公開日は本日だと思われる(って言うか実際そう)。
よって、君が劇場公開に間に合うためには、残り3つの作品をレビューしなければならない。
今回君に与えられた任務はシリーズ4作目「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」を鑑賞しそのレビューを行う事だ。
最新情報によれば、数多くのレビュアーが最新作を鑑賞しレビューに挑んでいる。
よって君も大急ぎでシリーズをレビューして劇場鑑賞に挑む事。
例によって、君、もしくは君らのレビュアー最新作に乗り遅れても当局は一切関知しない。
このメッセージは5秒後に自動で消滅する、成功を祈る。




IMF(「Impossible Missions Force」不可能作戦部隊)のエージェント、トレヴァー・ハナウェイが”コバルト”と名乗る人物に渡る筈の秘密ファイル(ロシアの核ミサイル発射コード)を奪う任務の最中で謎の殺し屋に殺され、肝心のファイルも奪われてしまう。

IMFに呼び出されたイーサン・ハントは刑務所から脱獄し、ハナウェイのチームの仲間達と組んで、コバルトの情報を探る為にロシアのクレムリンに潜入する。

だが、潜入捜査中にクレムリンで爆破テロが発生!!イーサンと仲間達はテロに巻き込まれた挙句、テロの首謀者としてロシアの諜報員に追われてしまう。
更に米国政府は「ゴースト・プロトコル」を発令してIMFを抹消。
汚名を着せられIMFも頼りにならない中で、イーサンは汚名を晴らし真犯人を突き止める為に仲間達と共に盗まれた核ミサイル発射コードと爆弾発射装置の奪還を目指す!!!




秘密諜報組織に所属するスパイが不可能な任務に挑む、スパイ・アクション。
トム・クルーズ氏の代表作、第四弾!!!
監督は「アイアン・ジャイアント」「Mr.インクレディブル」シリーズ、「レミーのおいしいレストラン」等のアニメ映画を手掛けた、ブラッド・バード氏。


四作目となる今作では、バランス取りに成功した三作目をベースにチーム要素を強化!!!
仲間達と共に困難なミッションに立ち向かう内容となり、「スパイ大作戦」時代のファン&今までの映画版のファンも納得の、見事なエンタメ娯楽作となった!!!

何といっても仲間となるキャラクター達が良い。
晴れてレギュラー入りしたベンジー・ダン、恋人を殺され復讐に燃える紅一点のジェーン・カーター、色々と訳アリな捜査官のウィリアム・ブラント、仲間達は皆キャラが立っていて個性的で見せ場がしっかりある。
特に高層ビルでの潜入ミッションとクライマックスの核爆破阻止ミッションでは仲間同士の協力感が存分に出ているのが良かった。

監督がアニメ作品多く手掛けている人なので、コミカルとシリアスの緩急と配分も上手く、笑える場面はしっかり微笑ましくなり、緊張感のある場面ではしっかりハラハラする。
仲間が頼りになる分、過去作にあった「一種即発な緊張感」は無くなったが、その分仲間達の活躍が愉快で、見てて楽しいタイプの内容になったのが良き。


前作、前々作に比べるとドンパチ成分は減ったが、アクションの楽しさとトムさんの体の張りっぷりは更にパワーアップ。

前作のビルから飛び降りる場面ではセットだったが、今回はマジでメチャクチャ高い高層ビルにぶら下がる!!!
吸着手袋を使ってビルの壁をよじ登り、最終的にはロープにぶら下がり垂直ダッシュ&ジャンプの離れ業を披露!!!
無論トムさん自身がガチでぶら下がっておりもう見てて股間が縮み上がりまくりで腰が抜ける。w

他にも秘密道具での潜入作戦や、紅一点エージェントVS女殺し屋のキャットファイト、砂嵐の中でのダッシュ&追跡カーアクション、クライマックスでの地下駐車場での変則ファイト等、どのアクションもアイディア満載で見ていて楽しい。



1~3作で模索しながら完成したバランスの良いスパイ・アクションを更に楽しく昇華しており、アクション娯楽大作として完璧になった。
全体的に比較的漫画タッチ&ライト寄りな内容になったが、その分仲間達のチームプレイの面白さやトムの身体を張ったアクションがに強化され、スパイアクション物としての楽しさが盛りだくさんで、娯楽大作としてメッチャ楽しかったです!!!



という事でこのシリーズもぶっ飛びエンタメアクション娯楽大作としての地位がすっかり固まりました。
シリーズを重ねるごとに面白さがグングン増して行ってる本シリーズ、次回の再鑑賞も楽しみです。
劇場公開も始まった事だし(汗)この調子でシリーズをコンプして最新作に追いつかねば。w


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