tosyam

妹のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

(1974年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

日活ヌーヴェルヴァーグ藤田秋吉のサイバーフォーク映画三部作。前作では山奥からでてきたモノノケの娘。今作では宇宙人にとついだ娘。をえんじている。秋吉。前作の役のほうがにあっていた。つまりホラー系ということだ。大竹しのぶのように人ならざる役を体あたりでえんじるようなタイプということ。前作がホラーなら今作はsfだ。今作のようなミステリアスな過去をもつ謎の内面の女は当時だったら桃井かおりのほうがにあっている。でも吉田日出子とひし美ゆり子はナイスsfキャスティングだ。それにしてもツクヅクあの三島由紀夫の美しい星の地球人の身体をかりた宇宙人家族っぽいカマクラのトツギサキ一族。だからか近親相姦同性愛ナンデモアリで秋吉兄は一族妹に宇宙病を移され狂暴化を制御するのに必死だ。一族。一人が失踪したかとおもったら次は一家三人まとめて敵対する勢力に粛清される。一族はムーっぽいスピリチュアルな民芸品店を経営している。集会所のような生活感のないマンションの壁という壁には虚空に空とぶ円盤の絵がデカデカ。一族。家族といっているが一大勢力の宇宙人による謎のカルト教団。秋吉。しまいには出家して寺のわかい僧侶とかけおち。って。前作の発狂以上にショッキング。集団神隠しを運良くのがれえた者たちが都心西口高層街でかたよせ恐怖にふるえるというラストシーンは首都消失な不穏さにあふれている。で。おわったとおもったら秋吉兄は荒廃した異星にワープさせられてた。笑。アマプラの観放題名作邦画。次は松竹ヌーヴェルヴァーグな疑惑にしようかヤッパバージンブルースにしようかうれしいなやみ。とにかく昔のフワフワした名作映画は余白おおく脳内補正しやすくこんなご時世のストレス解消に。授業中教科書の余白に悪戯描きするように。
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