愛に満ちた物語だった。
奥様が偉大。
愛の証明について焦る彼に
未証明であるのに、なぜ宇宙は無限だと思う？
と問い
信じているから
と返答したのに対し
愛も宇宙と同じ。
と答えたのがしびれた。
証明できないけど、信じることが愛。
なんて素敵な考え方。
それからさまざまなことを2人で乗り越えて最後の授賞式で
君がいてぼくがある
と夫が答えていて報われたと思うし間違いなく2人で歩んできた人生の答えだと思った。
そして統合失調症の幻覚に対する感覚、拒薬の理由、とか生きづらさがよくわかる映画でもあった。
幻覚は信じていたものが存在していない恐怖であり、拒薬は病識の欠如ではなく妻を拒んでしまったことへの罪悪感や悲しみであった。
Sの人たちが幻覚を無視することがいかに大変かわかるな。
