FREDDY

アンフェア the answerのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

アンフェア the answer(2011年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

秦建日子の小説『推理小説』を原作とした、篠原涼子主演のTVドラマ『アンフェア』の劇場版シリーズ第2作である本作は、豊洲警察病院での占拠テロ事件の一件により東京を追われ、北海道の西紋別署刑事課に勤務していた雪平夏見が、何者かによって狙撃され命を落とした警視庁公安部公安総務課管理官の斉木から渡された機密データ入りのUSBメモリの解読を依頼していた元夫・佐藤が殺害され、さらにはネイルガンによる連続殺人事件、及び、容疑者を対象とした予告殺人事件の容疑をかけられ逮捕されるも、東京地検検察官の村上克明の協力を得て逃走し事件解決に奔走する様が描かれたものとなっているのだが、ネイルガンによる殺人事件の重要参考人が数珠つなぎに次々と殺されていくというアイデアは面白いとは思いましたし、前作よりも緊張感があり最後まで展開が気になる内容となっていて、視聴者を何度も欺こうとしている点は高評価。最後まで楽しめました。2手、3手と先の展開、誰が"裏切り者"なのかは序盤で検討はついてしまうものの、それをも裏切る展開を見せてくれますし、中々面白かったですね。ただ、ツッコミどころは満載で、とくに佐藤浩市が演じた北海道西紋別署刑事課課長の一条があまりにも自由に単独行動をしていて、その点に関する説明がしっかりとされていれば納得はいくが、西紋別署内とのやり取りを映し出して欲しかったですね。ここまで一条が裏切り者であると示すのなら尚の事、開き直って裏切り者である確証を西紋別署の刑事たちの視点から早い段階で見せつけて欲しかった。きっと組織関連の人物であることでその辺りは曖昧にさせたのでしょうが。あくまでも個人的に感じたことですがね。
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