Kuni

英国王のスピーチのKuniのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
4.0
幼い頃から吃音に悩まされた英国王ジョージ6世(バーティ)のお話。


本人の苦悩も大変だけど、やっぱり奥様の献身にただただ心を打たれた✨


自暴自棄になる夫の弱音や愚痴を聞き、励まし、信じ続ける。
時には嫌がる夫を説得してでも、良いと思う方向に導いていく。


言語療法士ライオネルの器の大きさも素晴らしい。
王族でも遠慮なく本音を語り、そっとしてほしい時は無理強いをしない。


突き放してもいつも気にかけていて、帰ってきたら優しく迎え入れる。人との距離感が絶妙なんだな、きっと。


息子への愛情も垣間見えて、心の温かいライオネルなら心を開いても大丈夫と思える。


ライオネルの奥様も素敵な人。
夫の趣味を応援し、愚痴にもそっとアドバイスする姿勢が優しい。


バーティとライオネルが打ち解けていくまでと、斬新な治療法で夫婦とライオネルの3人で困難を乗り越えていく過程がすごく良かった。


幼い頃からのトラウマ、吃音が原因で受けた屈辱。
王というプレッシャーが重くのしかかって、妻の前で声を震わせて泣くシーン。
斬新な治療法で見せる、コミカルな姿。
…コリン・ファースの演技は、どれも気品があって素晴らしい👏


本当に観て良かった。
コンプレックスや辛いことを乗り越える時、きっとこの作品を思い出すでしょう🌈



〈映画のインテリア〉
【ライオネルのダイニング】
(壁)
・イエローと水色の幾何学柄壁紙

(床)
・年季の入ったブラウンのフローリングに、ダークブラウンのペルシャ絨毯


(家具)
・部屋の中央には、ティファニーブルーのテーブルクロスをかけた、200cm以上の大きなダイニングテーブル


・ダイニングチェアは、茶色の革張り地のクイーンアンチェア🪑
(曲線シルエットで猫脚のアンティークチェア)

普段はテーブルと合わせて食事に使うが、キャビネット横に置くこともある。

・美しい象嵌細工のアンティークキャビネットの真ん中には、大きめの花瓶。

その上の壁には、正方形の額縁のアート

(照明)
・ダイニングテーブル上には、フリンジが付いたオレンジ色の布シェードペンダントライト💡

・部屋の角には、ジャガード織りの布シェードのスタンドライト💡

・ネストテーブル上には、花びらのようなすその、布シェードテーブルランプ💡

【ライオネルのリビング】
(壁)
・白地にシルバーの光沢感のあるリーフ柄壁紙

(床)
・ホワイト系フローリング

(建具)
・白の格子窓付きドアに白のドア枠と巾木。

(家具)
・オフホワイトの曲線が柔らかい雰囲気の3人掛けソファと1人掛けをL字配置。

ソファ下にオフホワイトの毛足の短いシャギーラグ。

・ミディアムブラウンのシンプルなコーヒーテーブル。

・ミディアムブラウンのサイドボードの上には、同じ木製のラジオと家族の写真立てが5つ。

(照明)
・サイドボード上に、四角い布シェードのスタンドライト💡
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