Jimmy

女はそれを待っているのJimmyのレビュー・感想・評価

女はそれを待っている(1958年製作の映画)
3.0
思わせぶりな邦題であるが、イングマール・ベルイマン監督による産院でのシリアスドラマ。

原題直訳は『生命の近くに』となるらしい。

イングマール・ベルイマン監督が、実際の産院にカメラを持ち込んでドキュメンタリー的に描いたこの映画、珍しいドラマではあるが、さほど楽しくはなかった。

物語は、シシリア(イングリッド・チューリン)が救急車で産院に運ばれてくる場面から始まる。
同室の女性2人(一人は、『仮面/ペルソナ』にも出演していたビビ・アンデション)とシリアスな話が綴られる。

流産した女、産みたいのに死産となってしまった女、父親いないが産みたい女、というように、まさに三者三様。

途中、「病室の窓を映して暗くなり、続いて、その窓カーテンを開ける朝の場面」に流れるようなシーンは良かった。
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