Jimmyさんの映画レビュー・感想・評価

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追憶の女(1942年製作の映画)

4.3

ベティ・デイヴィスの悪女ぶりをタップリと堪能できるジョン・ヒューストン監督の楽しい映画🎥🙌

婚約者がいる妹 ベティ・デイヴィスは、姉 オリヴィア・デ・ハヴィランドの夫と駆け落ちする。我儘放題を演じる
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ハロウィン(1978年製作の映画)

3.5

超久しぶりに観たジョン・カーペンター版🎥
ブギーマンの原点。
前はだいぶ怖い感じがした記憶だったが、今回はさほどでもなかった。

ある殺人事件から15年後、その犯人が施設から脱走して、町に戻る。それが
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ハーレムにかかる月(1939年製作の映画)

2.0

エドガー・G・ウルマー監督の中編だが、ハーレムを舞台に黒人たちを描いたものの、いかんせん褒めるには程遠い感のある作品だった😅
強いて言えば、「ハーレムは黒人のマンハッタン」というセリフは良かった👍
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スリの聖ベニー(1951年製作の映画)

3.6

人間的な温かさを感じながら、微笑んで観てしまうエドガー・G・ウルマー監督作品🎥😊

3人のスリ(悪人)が警官に追われて逃げ込んだのが教会だったので、僧侶服を盗んで隠れていたが、教会の牧師や警察などの後
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キッスは殺しのサイン(1966年製作の映画)

3.2

ジャケ買いしたDVDだが、ジャケットからは「007の女性版かな?」と思ったのだが、女性たちは殺し屋。
冒頭で「女は怖い生き物だ。男よりも…」などという文字が出て、どんだけ怖いのか……を観たかったので、
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.0

あの『エスター』の前日譚だが、上手く本編に繋がる物語であった👍
前作から10年以上経っているのに主演を演じたイザベル・ファーマンを撮影陣が巧妙に撮っており、ホントに少女に見える😳

ロシアである少女が
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天使が隣で眠る夜(1994年製作の映画)

2.5

ジャック・オディアール監督のデビュー作だから観てみた🎥
冒頭で殺人未遂事件が起こるので、「お~、この真相を追及していくのか…」と思ったら、そういうわけでもなく、次々と出て来る登場人物たちの風景を割と淡
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爛(ただれ)(1962年製作の映画)

4.5

この作品、若尾文子×増村保造監督の作品群の中でも素晴らしい映画‼️
本作は、脚本:新藤兼人、監督が増村保造で、本当に凄い若尾文子が見られる映画になっている。
増村監督は若尾文子について「追い込めば本気
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偽りの果て(1947年製作の映画)

2.0

「フレンチ・ノワール」というので観たブロードウェイDVD🎥
確かにフランスの田舎町で連続殺人が起こるのだが、あまりハラハラせず、残念😵

雨模様の夜道を若い女性が歩き回って誰かを探している。この雰囲気
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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

3.8

初めて3DCGアニメーション映画として作られたクレヨンしんちゃん映画🎥
第1作目から全作観ている映画シリーズ🤗

本作では、ヌスットラダマスという古代の人が遺した予言「20と23が並ぶ年に宇宙から2つ
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キャリー(1976年製作の映画)

5.0

ブライアン・デ・パルマ監督の大傑作のひとつ。
初めて、この映画を映画館(池袋・文芸坐)で観た時(1980年5月)には、劇場にいた観客たちと悲鳴を上げたのが、良き思い出。
その後リピート作品となっている
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青髭(1944年製作の映画)

3.5

パリを舞台に連続殺人を犯す青ひげを描いた映画、エドガー・G・ウルマー監督作🎥

1944年の作品だが、冒頭から「描画を連ねたチープなパリ風景」から始まる。そして川を女性の死体が流れていて舟の男たちに引
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舞妓物語(1954年製作の映画)

3.8

初見は2015年に開催された『若尾文子映画祭』(@角川シネマ新宿)で当時は未ソフト化だったが、その後DVD発売されたので今回はDVDで久しぶり鑑賞🎥

若尾文子の「清楚な制服姿」と「綺麗な舞妓姿」を見
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マンハッタン殺人ミステリー(1993年製作の映画)

4.3

ウディ・アレンが久しぶりにダイアン・キートンと組んで作った「ラブ&殺人」映画で、この二人の夫婦役の会話・やりとりがホント面白かった‼️😁

「ウディ・アレンがちゃんとした殺人ドラマなんて作るわけがない
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ハエ男の恐怖/蝿男の恐怖(1958年製作の映画)

3.5

古典的SFの悲劇的人間ドラマ。

この映画を知ったのは学生時代、週刊少年チャンピオン連載していた藤子不二雄の漫画「魔太郎がくる!」で紹介されたとき。魔太郎に続けて連載された「ブラック商会変奇郎」でもこ
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夜空の大空港(1966年製作の映画)

4.2

脚本ロッド・サーリングなので鑑賞😊

飛行機に爆弾仕掛けたが、降下するとある高度で爆弾が爆発して乗客100人が爆死・飛行機墜落するため高度を保って降下できない状況が続くサスペンス映画🎥😱💦💦💦

後年
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞🎥

自分にはビミョーな映画に見えた🤗
序盤は「お~、男が転落死して自殺かもしれないが他殺の可能性もあるのか…」というあたりは面白くなりそうな気配があったが、裁判ものにな
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フューリー(1978年製作の映画)

4.8

デ・パルマ特典映像が見たくて発売日に買っておいた(Blu-ray)「フューリー <HDリマスター版>」をようやく観た。何年保管していたのだろうか…?😄w
合計4時間(本編118分+特典映像122分)を
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喰いついたら放すな(1960年製作の映画)

4.0

自動車を盗まれた男と自動車窃盗団との戦いを描いた映画で、ピーター・セラーズが悪役を熱演している作品。
こういうマイナー映画は、キープのDVDならでは…😁笑

うだつの上がらない化粧品セールスマン(リチ
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パッション(2012年製作の映画)

4.3

初見は日本初公開時(2013年10月8日)にTOHOシネマズみゆき座で、二度目はDVD化された時、今回=3回目はBlu-rayで鑑賞🎥
初見後には「映画評」を書いてキネマ旬報に送ったら、「読者の映画評
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

新宿ピカデリーにて鑑賞🎥

最初は「エマ・ストーンは、いったい何者?」と思ってしまう奇怪な行動が多かったが、彼女が存在している経緯を知ると「なるほど!」と思う。
そして、彼女が様々な経験を通じて「大人
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ザ・ドライバー 4K レストア版(1978年製作の映画)

4.7

<4Kレストア版>新文芸坐にて鑑賞🎥✨

この映画でのカーチェイスは、あの『ブリット』を超えている‼️

ロサンゼルスの街中を「犯人を逃がす仕事をしているドライバー」が運転して逃げる車とパトカー軍団と
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妻の日の愛のかたみに(1965年製作の映画)

3.0

初見は角川シネマ新宿での『若尾文子映画祭』(2015年8月)、9年ぶり鑑賞。

この映画の舞台は「九州・柳川」。
大林宣彦監督の『廃市』でも舞台になった水の町。

カラー映画なので、若尾文子がとても綺
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悪魔のシスター デジタルリマスター版(1973年製作の映画)

5.0

シネマート新宿にて鑑賞🎥

師匠ブライアン・デ・パルマ監督のこの映画が「デジタルリマスター版✨で映画館上映される」となったら、とにかく観に行くしかない。……公開初日、会社休んで鑑賞ww

自分の学生時
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バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.5

シネマート新宿にて鑑賞🎥
デジタルリマスター版✨

ハーヴェイ・カイテル演ずる「バッド・ルーテナント」、ホントにワル過ぎて、変態的刑事なのだが、妻と子供達とは平和に暮らしている二面性のギャップあり😅
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キューブリックに愛された男(2016年製作の映画)

1.5

本作はキューブリックが雑用などを頼んだ男のドキュメンタリーで映画関連のエピソードが少なくて退屈だった😵

自動車が好きでF1レーサーを目指していた男が、タクシー運転手をしていた時に「あるオブジェを運ん
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キューブリックに魅せられた男(2017年製作の映画)

3.8

まず、キューブリック映画を観て、映画世界にこんなにもどっぷり浸かった男がいたとは!…という驚きと尊敬の念を抱く映画。

もともと俳優として活動していた男が映画『2001年宇宙の旅』や『時計じかけのオレ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

TOHOシネマズ渋谷にて鑑賞🎥

2024年の映画館初めはコレ👍
さすが山崎貴監督作だけあって、ゴジラ/戦後直後の風景/バトルなどなど特撮は圧倒的に素晴らしい‼️

キャスティングも、ヒロインを演じた
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アンダーワールド・ストーリー(1950年製作の映画)

3.8

買っておいて未開封だったブロードウェイDVD、「このノワール映画で今年の締め…」とノワール大晦日😎笑

確かにノワール映画のドラマであり、「ノワール俳優の雄ダン・デュリエ」や「初期ヒッチ作品出演のハー
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞🎥

平山という男の日常を淡々と描いていく映画だが、少しずつ外的要因に影響されて若干の生活パターンの乱れも見られるものの、ひとりの男の生活ドラマが上手く描かれていた。
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奇妙な幻影(1945年製作の映画)

3.6

予知夢をベースにしたサスペンス映画で、観る者を不安にさせながらもテンポ良く物語が進んでいき、なかなか楽しめるエドガー・G・ウルマー監督作であった🤗

主人公の青年は奇妙な夢を見る。父が見知らぬ男に変わ
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別れる決心(2022年製作の映画)

2.5

山の上から転落死した男の捜査をする刑事が、死んだ男の妻を調べるうちに、その未亡人に惹かれていく。
そして、別の男が殺される事件が発生するが、その妻も同じ女性だった。刑事は「女性への想い」と「彼女が殺し
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.8

渋谷ユーロスペースにて鑑賞🎥

アキ・カウリスマキ監督が引退宣言撤回して作った本作、さえない男とさびしい女を通して描いた最高のラブストーリー✨

ヘルシンキのスーパーで働いていた女性アンサは理不尽な理
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処女が見た(1966年製作の映画)

4.0

初見は2015年7月『若尾文子映画祭』(@角川シネマ新宿)、8年ぶりに鑑賞🎥
当時は若尾文子主演の未ソフト化作品だったが、その後DVD化された📀

ベテラン尼僧(若尾文子)が不良高校生(安田道代)を寺
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ファミリア(2023年製作の映画)

2.5

観ていて、「これは何を描きたいのだろう?」と思ってしまう映画だった。

陶器職人の親父(役所広司)とその息子&嫁さんのドラマかと思ったら、ブラジル人とブラジル人を憎むワルたちとの対立を描き、更にブラジ
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心の日月(1954年製作の映画)

4.8

初見は「若尾文子映画祭(@角川シネマ新宿)」(2015年8月)だったが、8年ぶりに購入DVD鑑賞。映画館で観た時には、他の観客と一緒に映画館で笑える楽しさがやっぱりイイものだった🤗

ここまで絶妙なタ
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