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急にたどりついてしまうのimaponのレビュー・感想・評価

急にたどりついてしまう(1995年製作の映画)
3.3
父親譲りの放浪癖男と面倒臭そうな女子と輪を掛けて面倒臭そうなその元彼。元彼は単なる馬鹿ですけど。
放浪癖と言っても男は劇中、国立市を散歩するだけで留まり続けるばかりなのだけれど、それでも充分、青春ロードムービーの香りがする。

長身の伊藤猛はポッケに手を突っ込んで歩くだけで映画的。
松井友子も袖を抜いて服を回したり、好きなロックに陶酔して回転ダンスしたり、面倒臭そうな女を映画的に演じて良い。

劇伴らしからぬ音楽の使い方が面白い。

タイトル秀逸で詩人である監督の詩集タイトルを使ってる。
時折、詩人らしく文学的になりすぎるのが難。
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