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パンピング・アイアン (鋼鉄の男)/アーノルド・シュワルツェネッガーの鋼鉄の男のTSのレビュー・感想・評価

3.3
【人間の筋肉の極限】73点
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監督:ジョージ・バトラー/ロバート・フィオレ
製作国:アメリカ
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:85分
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 かのアーノルド・シュワルツェネッガーは『ターミネーター』で一躍有名になったと思いますが、実は彼はボディビルドの世界でもレジェンドであり、国際大会で何と七度も優勝している経験を持つようです。そんな若き日のシュワルツェネッガーのボディビルダー時代を拝めるドキュメンタリー映画であり、貴重といえます。

 それにしてもボディビルドの世界なんて無縁なので、最初から圧倒されました。出てくる奴ら、みんな筋肉モリモリ、と語彙力がない者が言うとこんなところでしょうか笑 一体どうすればそんな筋肉がつくのか、途轍もない努力をしていると思うのですが、彼らの肉体美の追求は半端ではありません。素人からみたらどの人も素晴らしいのですが、やはりシュワルツェネッガーは一目置かれたカリスマ的存在であった様です。それにしてもシュワルツェネッガーのインタビューを見ていたら、中々野心の塊みたいな性格だなと思いました笑 人望はあるけれども、どこかで妬まれてないか?と心配してしまう程の自信家。ただ結果的には彼は成功しているため、やはり自信というのは成長するためには不可欠な要素なのでしょう。ところでシュワルツェネッガーが途中で言っていた、筋肉がパンプする状態の説明が面白かったです。なるほど、どのジャンルでもそれを極めている人はすべからく変態だなと痛感しましたね笑

 もう、こんなものを見てしまうと視覚麻痺が起こり、普通の人がよぼよぼに見えてしまうくらいなのですが、この世界のトップアスリートを拝むことができたので自分としては貴重でした。思えば、ハリウッドデビューしてからのシュワルツェネッガーの肉体美も中々のものなのですが、やはり全盛期のこの頃と比べるとかなり萎んだのかなと思えてしまいました。人間の筋肉の極限を垣間見たような気もしました。そういえば最近Netflixでもボディビルドを扱ったドキュメンタリーがあったような。また時間があればみてみます。
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