◼️概要
2008年のアドベンチャーコメディ。トレジャーハンターのフィンは、18世紀に沈没したスペイン王の財宝の手がかりを発見。偶然乗り込んだヨットの所有者である大富豪ナイジェルを宝探しに引き込むが、ヨットにはフィンに愛想を尽かして出て行った妻テスの姿があった。
◼️キャスト
フィン:マシュー・マコノヒー、テス:ケイト・ハドソン、ナイジェル:ドナルド・サザーランド
◼️感想
本作の3年前に製作された「イントゥ・ザ・ブルー」に比べ、かなりコメディに振っていてスリラー要素はほとんどない。こちらは宝探しに主軸が置かれていて、話がすごーく薄っぺらくて、ワクワク感が乏しいが、終盤は楽しめる。リゾート感は満点。海行きたい。
◼️メモ
製作費7千万ドルに対し世界興行収入1億1120万ドル。カナダの小説家は2011年、著作権侵害として訴訟を起こしている。
劇中で登場するスペイン財宝艦隊は史実。1715年、スペイン王に即位したフェリペ5世が王妃エリザベッタ・ファルネーゼへ結婚の贈り物をするため、金の延べ棒や銀細工、金貨や銀貨、宝石類などの財宝を積んでキューバからスペインに向かっていた艦隊がフロリダ沖でハリケーンに遭遇。世界に名高い魔の海域バミューダトライアングル地帯で、11隻が沈没した。積荷目録によると、現在の価値で約４億ドル相当を積んでいたとされる。
これまでに船8隻と、エメラルドをちりばめた十字架や、サファイヤが埋め込まれた黄金のリングなど数々のお宝が見つかっている。例えば2015年7月には100万ドル以上の価値がある金の加工品が発見。15年8月にも 450万ドル相当の金貨350枚が見つかった。船は特定の会社に所有権があり、宝探しをしていたウィリアム・バートレット氏が見つけた。
