実際に起きた強盗事件をモデルとした犯罪映画。
主演は「ゴットファーザー」でも兄弟役で共演したアル・パチーノとジョン・カザール。
二人組の強盗が銀行を襲撃。人質をとり警察とやりとりする話なんだけど、そこで色々トラブルが発生。
マスコミは騒ぎ立て、犯人と警察の交渉はなかなか進展しない。お母ちゃん、妻、ゲイの愛人等色々登場し(みんなよく喋る)犯人を説得するもうまくいかず。
犯罪の緊迫感はそれほどなく、どちらかというと犯人の視点・人間ドラマが重視された作風。
そしてやはり本作はアル・パチーノの演技に尽きる。彼の一人舞台と言っても良いほどよく喋り、セカセカと動き、喜怒哀楽も激しい。
歳取ってからのアル・パチーノも大変渋くてかっこよいですが若い頃のギラギラした感じもまた素敵。
ストーリーや展開に驚きはなかったが、アル・パチーノ好きの為の濃厚アル・パチーノ堪能映画。