1972年に起こった実際の銀行強盗事件を元にしたクライム映画。
アル・パチーノ主演の社会派名作とのことで観てみたが、冗長で面白くなかった。
本来なら緊張感があるはずの現場だが、強盗犯、警察官、人質も皆ウダウダしている。
緊張感のなさ具合をボケとしたコメディなのだろうが、あまりにストーリーが進まなくて少しイライラしてしまった。
多少笑ったシーンはあったけど。
1970年代アメリカの社会の空気感が描かれていた点は興味深い。
権力への不信感や、市民運動の高まり…その他細かいシーンでは、黒人やLGBTにスポットが当てられている。