Antaress

ハロー・ドーリー!のAntaressのレビュー・感想・評価

ハロー・ドーリー!(1969年製作の映画)
3.0
メリー・ポピンズとウォルト・ディズニーの約束を観た後だとかなり物足りない。

ストライザンドの歌唱力は申し分ないが、やっぱり彼女はジュリー・アンドリュースほど華が無い。

楽曲もシャーマン兄弟のものに比べるとインパクトが無い。
しかも嫁さんが居ないと何も出来ない馬鹿男たちの歌がキモい。

1番気になるのはストライザンドのドレスが魅力的じゃないこと。色の組み合わせとかデザインとかダサい、ゴテゴテで品が無い。最初に着てる赤のドレスは装飾過多。紫のドレスもピラピラが多過ぎる。
ラスト近くのくすみピンクのドレスとウェディング・ドレスだけは素敵。

他の女性たちのドレスも可愛いものもあるが何じゃこりゃ?みたいなの多し。
モロイのピンクと赤のドレスはガチャガチャしてて毒々しい。

メリー・ポピンズの2匹目のドジョウを狙った感満々だけどメリーを越えるのは無理だね。本家のディズニーでさえ出来なかったんだから。

ミュージカルはハマるものにはとことんハマるがそうでないと真逆にシラけまくる。ハロー・ドーリーは残念ながら後者。

舞台で観たらまた違うんだろうが映画としては退屈だしミュージカル部分がぶざまにすら感じる。
見ていて苦痛なんだわ。

見どころはサッチモの歌だけ。

ドーリーの性格最悪で嫌いだし話全体がドタバタしていてバカにしてんの?と腹立つ。
Antaress

Antaress