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トゥモロー・ワールドのCのネタバレレビュー・内容・結末

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

1992年に書かれた小説『人類の子供達』を2006年に映画化した作品。2027年が舞台。すぐじゃん!

人類が生殖能力を失ってから18年、ディストピアと化した世界で唯一残った国イギリスの政府機関で働くしがないオッサンが、今もレジスタンス「フィッシュ」の幹部をしている元妻から妊娠中の少女を船に乗せて逃す依頼を受ける話。

フィッシュとイギリス政府と移民と民間人がワチャワチャに戦うシーンは、手ブレと長回しで超リアル。妻も友達(マイケル・ケイン!)も連れもあっけなく死に、誰が味方で誰が敵なのか確かな情報が何もない中、無事に生まれた女の子。

半信半疑でボートに乗りブイを目指すも息絶えるオッサン。近づいて来る船は「トゥモロー号」、オッサンが必死で守った母娘はきっと明日を生きるに違いない。エンドロール。

…ゾンビいなくて良かったね。

赤ん坊の泣き声を聞いた兵士が思わず戦闘を止め、道を開けて見守るシーンはグッと来た。こんな未来(3年後だ)が来ませんように。
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