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シャドー・フューリーのLEEのレビュー・感想・評価

シャドー・フューリー(2001年製作の映画)
2.3
傑作アクション映画ウィケッドゲームにて坂本さんと共に監督を務めた横山さんの監督作品
確かに凄い部分はあるけども…な一本だった



映画としてはクローンが人との交流を経て心を取り戻していくというもの
この手の作品だとドライブ 破壊王を思い出すが、向こうは軽妙なやりとりのあるバディムービーなのに対してこっちはずーっとシリアスな重い空気が全編に渡って漂っているので、正直ドラマパートを見ているのがしんどかった
あんまり演技が得意ではなさそうな船木さんをこういう役にしたってこと自体は良かったと思うけど、そこから先の映画的な面白さが全くなかったのが観ていて辛かった



ドラマがダメでも本命のアクションが良ければ…!とは思ったけど、こちらも手放しでは褒められない
本作の中で行われているスタントは僕でもわかるぐらい高難易度で危険なものばかりで、これは間違いなく必見!
だけどそのスタントをやりたすぎてアクションがスタントありきになりすぎているように感じた
その為立ち回りがどのシーンも短く、アクションシーン自体は沢山あるんだけど、見終わった後アクション沢山観たな〜とは思えない不思議な感覚な一本だった
ラストバトルでようやく割と長めの立ち回りがあって、それ自体は船木さんのポテンシャルの高さも伺えるものだったので全編通してこれぐらいやってほしかったなとは感じた


アクション面での頑張りが伝わるだけに勿体無いと感じてしまった作品でした
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