夕

静かなる決闘の夕のレビュー・感想・評価

静かなる決闘(1949年製作の映画)
4.3
見習い看護婦の峯岸さんがめちゃくちゃチャーミングやった、まず話し方がいい
彼女の意識が変化していく様子も物語の重要な側面の一つやった
今作における梅毒はいろんなものに言い換えられるのかもしれないと思う
藤崎医師が人間としての善性でもって抑え込んだものはやはり同じく″人間として″の欲望であり、梅毒という病気は罹患者がそのまま欲望に準ずるか、はたまた善性に準ずるかという不可避の選択において、必然的に罹患したものを人としてカタワにしてしまう
野戦病院の話やと最近見たのがロバート・アルトマンのMASHになるから結び付けるのもアレやけど医者にも色々いるよなそりゃとなってしまった
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