最初にMAYを観たのはいつだっただろうか。おそらく思春期真っ盛りの厨二病を拗らせまくった時期に観た覚えはある。
グロッキーで病気か薬中、ヒステリックでメランコリックな役をやらせればピカイチの女優、アンジェラ・ベティスが主演を張っている。
キャッチコピーには
「友達がいないなら、造ればいいー」みたいなことが書いてあった気がするのだけど、まあ、もうそのまんま。アッパレすぎるサイコパス展開はかなり見ものです。
これB級なんだろうなあ、発想や脚本はめちゃくちゃ素晴らしいと思うのだけど演出がなかなかにちゃっちい...、しかしそれさえも、この作品の良さに思えてしまう。大変に独特で不思議な魅力がある。
まるで大人のおとぎ話のよう。
いくつになっても、心にスッと留めておきたい、とっておきの作品のひとつです。
ラストは色々な解釈ができるけど、私はハッピーエンドに一票だなあ。