ま

ファイナルファンタジーのまのレビュー・感想・評価

ファイナルファンタジー(2001年製作の映画)
1.2
ファイナルファンタジーの映画の存在は知っていましたがまさかここまでの内容とは…

当時ゲーム業界でブイブイ言わせていたスクエアが満を持してフルCGの映画を160億円もかけ製作し、世界に売り込むが大失敗。大赤字になり倒産しかけたところライバルのエニックスに吸収合併される。
この失敗(赤字記録)はギネスにも載っているんだとか…

天下のスクエア(ファイナルファンタジー)が対極(ドラクエ)のエニックスになんで吸収!?と当時不思議に思いましたが、映画を見てその意味が分かったような…

全編フルCGで作られたキャラクター、背景、映像は当時の最先端だったそうだが、今の時代じゃ全然珍しくないレベル。プレステのゲームの映像をずっと見ている様だった。

映像は目をつぶるとしてもストーリーが酷すぎる。近未来・宇宙的世界観によく分らない単語が飛び交いダラダラとスリルのない展開。激しい眠気との格闘…

敵キャラは謎の生命体ファントム。その生命体の身体が透明・無機質すぎて迫力不足。弾丸が当たっているのかダメージが当たってるのかすらよく分らなかった。

ファイナルファンタジーと呼べる要素は「シド博士」の"シド"って名前ぐらい。

どうせなら当時大ヒットしたFF7のキャラクターなんか登場させて単純にバトルモノにすりゃ良かったのに変に世界?ハリウッド?を意識したような内容がズッコケてる感がある。

一言でいうとツマラナイ映画でした。酷評したけどファイナルファンタジーのゲームシリーズは好きです。
ま