あしからず

乙女の星のあしからずのレビュー・感想・評価

乙女の星(1945年製作の映画)
4.1
古城の幽霊(犬付き)に恋する令嬢という70年代少女漫画のタッチながら幽霊役がジャック・タチなの含めて小粋ロマンチックでおもしろい。夢見がちな少女が大人になるイニシエーションのほろ苦さ。狩人の白い服とお化け役の白いシーツが霊性を、シルヴィの白いドレスが純真無垢を象徴。幽霊が浮遊するギミックが鮮やかで感心。純粋な乙女の恋心が星のように煌めいて美しい。いいタイトル。
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