くじら

プレステージのくじらのネタバレレビュー・内容・結末

プレステージ(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 字幕版で鑑賞。エジソンズゲームを観た後なので、所々なるほどと思いながら見ていた。

感想
アンジャーとボーデン
 アンジャーとボーデンの2人の執着なのか因縁なのか、あの関係をどうすれば良かったのか分からない。2人はどちらも奇術のためなら狂う?一線を超えるのも厭わないところが、あの2人の因果なのかなと思った。
 というかボーデンはいつから2人だったんだろう…。奇術のために全て犠牲にするとは言え片方の奥さん死んじゃうのはちょっとな…。そしてアンジャーの助手のオリヴィアも、ボーデンの娘もボーデンやアンジャーのせいで人生狂わされてるようなものだし。
 最初はボーデンの妨害があそこまでする理由が分からなかったけど、途中からアンジャーがボーデンの瞬間移動のタネを求めて色々して、最終的にボーデンの片割れを嵌めて死刑にするのもどうしてなのか分からない。あとアンジャーが分裂した自分を毎回殺してたのも分からない…。そしてなぜそれを全て水槽に入れたまま取っておいたのかも。

ニコラ・テスラについて
 電気が魔法みたい…!って、エジソンズゲームでエジソンがやった何もないところで電球を光らせる💡シーンを見ていた分、交流のテスラが周りに何もない中で光らせたのが良かった。エジソンの妨害もあからさまだったので時代が分かりやすくて良かった。まぁ優秀だけど不遇で貧乏なのが流石テスラだな〜と思った。でも、流石のテスラも瞬間移動ならぬ複製機?は無理やろって面白かった。

描き方について
 そんなに派手なシーンはないけど、時系列は別なのに同じように2人がお互いの手帳を読んでいるのが良かった。カッターがボーデンの娘に奇術について話すシーンから始まるのが話に入り込めて良かった。あとカッターはアンジャーに味方していたのが、アンジャーが生きていると知ってからボーデンに手を貸した?ようなのも考えさせられる。
くじら

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