あやな

残菊物語のあやなのレビュー・感想・評価

残菊物語(1939年製作の映画)
3.8
初溝口作品。
最初から最後まで、1シーン1カットの長回し、角度のついた引きのアングルなど独特の画角に惹かれた。
芸のシーンは、白黒だからこそ実際の彩りを自分で想像しながら見れたり、女形の所作の美しさに注目できた。
お徳の様にはなれないし、なりたいとも思わないけど、相手を思うからこその献身と苦悩を惜しまない姿は、当時の日本女性の儚さを物語っているように感じた。

留学先で、現地の学生に日本映画の素晴らしさを教わっています🥹
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