ダイナミック。
同時代で言うと、黒澤の男性的で明快なダイナミズムとは違った、繊細で静謐なダイナミズムと言うべきか。
半分くらい何言っとるかわからんかったが、映画は画で観せる、画で物語る、優れた映画の…
このレビューはネタバレを含みます
素晴らしい。修復配信ありがとう。
役者がたくさんの人にかしずかれてる舞台裏から始まって、世襲で梨園の伝統を守って行く大変さがひしひしと伝わる。菊之助の純なぼんぼん気質と優雅な立居振舞。お徳の真心と覚…
季節の節目を表す5節句というのがあるらしい。1月7日は人日(じんじつ)で七草、3月3日は上巳(じょうし)で桃、5月5日は端午(たんご)で菖蒲、7月7日は七夕(しちせき)で笹、そして9月9日が重陽(ち…
>>続きを読む二代目尾上菊之助の実話か判明しないが、溝口健二監督の戦前最高傑作と評判の、芸道物三部作の唯一現存する貴重な作品。成瀬巳喜男「鶴八鶴次郎」の歌舞伎バージョンといった感じだが、音羽屋という名跡が再起復活…
>>続きを読む男に尽くして病を得、捨てられて死んでしまう女というストーリーがどうにも好きじゃなかったが、画面の構図が凝っていて面白かった。
正面よりも斜め、下から撮ったり上から撮ったりすごかった。
松竹チャンネ…
溝口健二監督の代表作の一つ。
旧さ故か、音質がなかなか厳しく、やや鑑賞しがたい側面がある…。
歌舞伎役者と弟の若い乳母との身分差の悲恋(ロミジュリ)を描いた作品。
養子ながら座長である父親の二…
27分頃のシーン、芸を伸ばしていくとお徳の前で告白するシーンの構図が完璧すぎる。
注目させたい対象の配置と2Dの画面を生かしたセットの配置完璧。
長回しは緻密に計算して導線を決めないと、
ただアバン…
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