ダントツで好き、めちゃくちゃ好き！
人間の中にある毒っけを昇華して手品の花に変えてくれるような映画。
序盤からむちゃくちゃでずっと笑ってしまう。
内に秘めた暴力性をドウドウ…ってしながらまともにポリコレ的に生きようとすればするほどこの映画をみてホッとする人間の汚さみたいなのはある気がする、映画があってよかったなあ。
観ていて安心感ある。
何なんだろう、あの諦念越えてあっけからんと笑える無茶苦茶さは…
人間をこんなにポップに描けるのかと感動した。
悪意なんだけど撮り口はフラット。
人間に対する目線が不真面目ながら本質に対しては真面目なカラッと感で、悪への讃美歌でも偽善の提示でもないのがすごい。
めちゃくちゃすごい映画や！
